今年こそ武豊復権の年となるか


2015年滑り出し好調のわけ

ここ数年、怪我による不調や社台との不仲による有力馬への騎乗減少などでリーディングの座から遠のいていた武豊だが、フェブラリーステークスを無事コパノリッキーとのコンビで勝ちきり2014年には取ることのできなかったJRAのG1を2015年最初のG1で取ることができた。

今世代のダートレースでは1強とされるコパノリッキーであるが、昨年のコパノリッキー鞍上は田辺裕信。武豊が騎乗するのは東海テレビ杯東海S(G2)からで二戦二勝の好スタート。

背景には20年来の交流がある野球界のレジェンド「イチロー」との自主トレなどがある。

イチロー自身も日米通算3000安打という大記録の掛かっている今期に、両レジェンドともに今年の活躍を期待される。

新馬注目馬などにも騎乗

3/14(土)阪神・4R メイクデビュー阪神では一番人気のネオヴァシュランに乗り、逃げ切ってファンの期待に応えた。トップから先手を取ったすんなりとした勝ち方に見えたが鞍上から見えた景色はまた別だったようで、武自身は「まだ子どもっぽくて物見が激しく、直線でブレーキをかけたりしたが、まだまだ奥がありそう」と、これからのネオヴァシュランに期待を寄せる声も出した。

また、地方競馬では近走で人気に見合った成績をなかなか出せて居なかったクリソライトにダイオライト記念(G2)で騎乗し、2番人気。結果は1着勝利という成績も残している。クリソライトも固定のパートナーが定まっていない中、乗り代わった武豊で成績を残すことができ陣営側の信頼も深まったのではないだろうか。

まだ過去の騎手ではない

様々な要因があるなか、勝利から遠のきはしたもののそれなりの成績は残してきた武豊。日本競馬を支え続けたヒーローにまた燦然と輝いてもらいたいと思う人間は決して少なく無いだろう。

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