本命馬ヌーヴォレコルトの戦績
ヴィクトリアマイル最も多く本命に推されているのはヌーヴォレコルだろう。
その戦績は過去10戦のうち[5-3-1-1]と5勝し2着3回、3着1回、4着1回。勝率50%、連対率80%、複勝率90%と抜群の安定感を誇る。唯一複勝を逃したレースもデビュー戦で、それ以来全てで馬券に絡んでいる。
ヌーヴォレコルトに意外な死角
これまでのレースで1,600m~2,400mと様々なレースに勝利し、牡馬相手にも引けをとらない強い走りを証明してきたヌーヴォレコルトだが意外な死角が指摘されている。それは人気時に力を出し切れないという点だ。
これまでのレースの人気と着順を較べてみよう。
日付 | レース名 | 頭数 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2015/03/01 | 中山記念(G2) | 11 | 3 | 1 |
2014/11/16 | エリザベス女王杯(G1) | 18 | 1 | 2 |
2014/10/19 | 秋華賞(G1) | 17 | 1 | 2 |
2014/09/21 | 関西TVローズS(G2) | 17 | 2 | 1 |
2014/05/25 | 優駿牝馬(G1) | 18 | 2 | 1 |
2014/04/13 | 桜花賞(G1) | 18 | 5 | 3 |
2014/03/08 | チューリップ賞(G3) | 13 | 4 | 2 |
2013/12/08 | こうやまき賞(500万下) | 10 | 2 | 1 |
2013/11/09 | 2歳未勝利 | 11 | 1 | 1 |
2013/10/19 | 2歳新馬 | 18 | 1 | 4 |
見ての通り、1番人気で1着になったのは1Rのみ。反対に1位のときは若干人気落ちしている場合が多い。良くも悪くも予想を裏切るタイプの馬だということだが、血統による資質が大きいかもしれない。というのも、ヌーヴォレコルトの父親ハーツクライも似たような性質の馬だったからだ。そして、今回圧倒的人気に推されているという点が不安要素。
また、末脚のキレの悪さも否めない。過去10レース中上がり3位以内に7回入っているが1位は2度。末脚のキレで勝負するには、競り負けする回数が多い。マイル戦ともなれば最後まで馬群にもまれる可能性も高いため、ラスト0.1秒の差で泣くケースも当然想定できる。
地力の強さを活かすには
マイナス要因ばかりを挙げたのでヌーヴォレコルトが絶対に勝てないように見えるとしたらお詫びしたい。
当然地力があり、戦績も挙げている馬なので優位であることは間違いないのだ。
その中で弱点を探してみたが、プラスとなる点も見てみたい。直近のレースで中山記念を見てみると上がりに35.6秒もかかっているにもかかわらず牡馬相手に上がり1位をとれている。つまり、キレよりも安定して走る力強さが売りなのだ。
土曜日の予報は雨、日曜日は晴のち曇と馬場に影響があってもおかしくない天気予報。
当日のコンディションで予想の上下が乱れる可能性もある。
ヴィクトリアマイル出馬表
枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | 1 | タガノエトワール | 川田将雅 |
1 | 2 | カフェブリリアント | 福永祐一 |
2 | 3 | スイートサルサ | 田中勝春 |
2 | 4 | レッドリヴェール | C.ルメール |
3 | 5 | ストレイトガール | 戸崎圭太 |
3 | 6 | ディアデラマドレ | 藤岡康太 |
4 | 7 | ケイアイエレガント | 吉田豊 |
4 | 8 | バウンスシャッセ | 北村宏司 |
5 | 9 | ベルルミエール | 川島信二 |
5 | 10 | ハナズゴール | 丸田恭介 |
6 | 11 | スマートレイアー | 武豊 |
6 | 12 | アルマディヴァン | 勝浦正樹 |
7 | 13 | メイショウマンボ | 武幸四郎 |
7 | 14 | ウエスタンメルシー | 内田博幸 |
7 | 15 | ヌーヴォレコルト | 岩田康誠 |
8 | 16 | リトルゲルダ | M.デムーロ |
8 | 17 | ショウナンパンドラ | 浜中俊 |
8 | 18 | ミナレット | 江田照男 |
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