【天皇賞】天皇賞は連覇率が高いのか


天皇賞の勝ち抜き制度

日本国内の競馬レースの中でも有数の格付けと歴史を誇る天皇賞では、天皇賞に勝った馬が二度目の出走でもしも負けてしまえば天皇賞の格を落とすこととなりかねないと懸念され、一度天皇賞を勝った馬はそれ以降同レースに出走することは出来ないとするルールが1981年春まで存在した。

おかげで、それまではルール上連覇した馬は存在しないため、連覇の確率については1982年以降で検証していきたい。

また、春と秋ではまったくレースの質が異なるため、特に断りがない場合、これ以降天皇賞と書いたときは春の天皇賞を指すものとする。

史上連覇した馬は3頭

メジロマックイーン、テイエムオペラオー、フェノーメノがこれまで春の天皇賞を連覇している。メジロマックイーン、テイエムオペラオーと言えば歴史に残る名馬の一角であるが、フェノーメノはというと、天皇賞こそ圧勝するものの他のレースでは少し心もとないというのが率直な意見。

そのフェノーメノが連覇を果たし、さらにもう一度出走するということで更なる連覇の可能性を検証するべく、当記事の執筆を思い立った。

連覇の権利のあるレースは1982-2014年の33回の開催。そのうちの6回、3頭のみが連覇というとそこまで連覇の可能性は高くないように見える。

連覇に挑戦した馬の割合は?

とはいえ、そもそもが古馬の最高峰レース。優勝した翌年に現役をやっていることも少なくないのではないか?2度め以降の天皇賞に挑戦した馬を調べてみた。

  • クシロキング:86年優勝、87年5番人気5着
  • イナリワン:89年優勝、90年3番人気2着
  • メジロマックイーン:91年優勝、92年優勝、93年1番人気2着
  • ライスシャワー:93年優勝、94年未出馬、95年優勝
  • サクラローレル:96年優勝、97年1番人気2着
  • メジロブライト:98年優勝、99年3番人気2着
  • テイエムオペラオー:00年優勝、01年優勝
  • ヒシミラクル:03年優勝、04年未出馬、05年3番人気16着
  • メイショウサムソン:07年優勝、08年2番人気2着
  • マイネルキッツ:09年優勝、10年4番人気2着、11年6番人気6着、13年11番人気7着
  • ジャガーメイル:10年優勝、12年9番人気4着、13年8番人気6着、14年17番人気16着
  • ヒルノダムール11年優勝、12年5番人気11着
  • フェノーメノ:13年優勝、14年優勝

これまでの優勝馬のうち13頭が連覇に挑戦し、3頭が達成。ライスシャワーは一年置いての2度挑戦で連覇とはならないものの、2戦2勝を達成している。

近年になるにつれ複数年出走する度合いが多くなる傾向にあるように思う。

これら13頭の二度目以降の着順頒布を見てみると、1着4-2着6-3着0-4着以下8となり、連対率はかなり高いと言える。

また、人気を大きく外し4着未満に落ちた例としてはヒシミラクルの3番人気16着が挙げられるが、レース数日後に右前脚繋靱帯炎の発症が判明しているため、故障による影響が大きいと見える。

順当に強い馬の勝つ傾向

これらのデータを客観的に見るならば、順当に強い馬が勝てる傾向にある、と見て取れるだろう。

3,200mという長丁場になると、勝負のアヤが起こりやすい終盤戦の馬群というケースがだいぶ減り、それぞれが得意の位置取りからラストにつなげに入ることになる。

結果的に他の馬のペースに惑わされすぎず、自分のペースで走りきり、3,200mを一番早く走れる馬が有利となりやすいのではないだろうか。

とはいえ、ヨーイドンで走るレースなので、全く影響がないわけではないが、今回もフェノーメノのちからが落ちていなければ得意のレースであるのは前2年間で証明済み。

今年の出来にも期待がかかる。

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